こんな調律師は避けましょう

ダメな調律師に会わないために、一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員である調律師を選ぶことはひとつの方法です。ピアノ調律師が国家資格となる以前は、協会員になるためには、厳しい入会試験に合格しなければなりませんでした。当時、私も初めは入会する必要などないと考えていました。

しかし、縁あって勉強を重ね、入会してからは、本当によかったと実感しています。特に私が有意義に感じているのは、『協会主催の数々の講習』が受けられることです。

ピアノ調律師

「知れば知るほど無知を知る」とは、ある著名人の言葉ですが、講習で世界的な技術に触れるたびに、私はこの言葉を思い出します。

協会試験を受けなかった方の中には、無知であることすら知らず、自分の技術レベルが高いと錯覚している方がいるのは、非常に残念なことです。

現在は、調律師も国家資格になりましたので、協会への入会試験は廃止されました。ちなみに、協会試験は現在の国家検定2級に相当します。

一般の方々の多くは、「調律技術の良し悪し」はなかなか判断できないと思います。私が皆さんに「良い調律師の見分け方」をアドバイスするとしたら、「調律を始める前にどれだけ作業をしているのか?」――それをポイントにします。私は調律をする前に、まずお客様に掃除機をお借りします。そして……、

  1. アクション、鍵盤、下前板をはずし内部のほこりを吸います。
  2. キーバランスピンとキーフロントピンを油で磨きます。
  3. ダンパーロッドヒンジに油をさします。
  4. 鍵盤、アクションを本体にもどします。
  5. ペダルの動き、雑音等を確認し、必要な時は適宜作業します。
  6. 鍵盤がスムースに動くか、またはガタついていないかチェックし、必要な時は適宜作業します。
  7. 鍵盤→アクション機構→ハンマーと正しいタッチ感でスムースに動くかチェックし、必要な時は適宜作業します。

以上が私のピアノ調律を行うまえの準備作業です。時間にして30分から1時間近くかかる事もあります。ピアノ調律師として、お約束します。この作業をすることで、あなたのピアノは確実に良い状態を長く保つ事が可能になります。

準備作業なしで、いきなりピアノ調律を始める調律師さんには、ピアノへの愛情や調律に対する拘りが感じられません。ピアノの調律を依頼するまえに、どのような手順で調律を行うのか、それとなく確認するのがよいでしょう。

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小林泰浩

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