べヒシュタインへの旅

2020/03/18
念願のドイツへいざ出発
羽田の国際線ターミナルに来るのは初めてだ。ワクワクする気持ちを押さえきれず早めに着いてしまった事もあり暫し構内を散策した。
羽田発12:55!すなわち夜中の1時に飛び立ちフランクフルト国際空港までちょうど12時間のフライトだ。エコノミークラスなので寝られるか心配だ。

2020/03/18
機内食
やはりANAはサービスがいい。機内食が美味しいのでワインも進む。しかし工場に着いたらすぐに研修が始るので飲んでばかりはいられない。エコノミークラス症候群にならないようフランクフルト国際空港まであと数時間こまめに水を飲んで過ごすと決めた。到着は現地時間早朝5時の予定だ。

2020/03/18
フランクフルト国際空港
まだ日が昇る前のフランクフルトに予定通り早朝5時に降りたった。羽田と違い保安検査官が皆怖い印象を受けるが近年のテロ対策を考えれば当然のことなのかもしれない。
噂には聞いていたがフランクフルト国際空港はものすごい広さだ。おそらく1時間くらいはウォーキングできるだろう。
国内線に乗り換えドレスデン空港へ向かう。人生初のルフトハンザに乗り込む。

2020/03/18
ドレスデン空港
フランクフルト国際空港から国内線でドレスデン空港に着いた。構内では旧東ドイツ車のトラバントが迎えてくれる。
空港までベヒシュタイン から迎えの車が来てくれた。ベヒシュタインのロゴがデザインされた黒ベンツの後部座席に座り、小雨が降るなか1時間15分のドライブは快適だ。道路は広く真っすぐで走りやすい。そうこれが有名なアウトバーン。時速150kmですれ違う対向車は体験した事のないスピード感だ。初めて見るドイツの車窓を楽しむ。

2020/03/18
ベヒシュタイン ザイフェナースドルフ工場
ベヒシュタイン ザイフェナースドルフ工場に着いたと同時に雨が止んだ。結局このあと私が滞在中に雨が降ることはない。雨が多いドイツでも晴れ男は通用するらしい。それを話すとベヒシュタイン の従業員達にも驚かれた。
コーヒーをいただいたらすぐに工場見学といささか忙しないがこれから訪れるすべての事が待望の瞬間の連続だ。ただし工場内及び研修中の様子はほとんどSNS禁止のため残念ながらここで全てをお伝えすることはできない。

2020/03/18
ザイフェナースドルフ工場の社員食堂
工場は朝6時始業と早いが終業時間は14時半。これが一番効率が良いとのことだ。
ランチは皆社員食堂でいただくが各々都合の良い時間でいただく。お昼休みは40分というから驚く。てっきりヨーロッパでは2時間くらいかけてゆっくりビールでも飲みながらランチをするものと思い込んでいた。ちなみにランチビールも昔と違い禁止らしい。

2020/03/18
ザイフェナースドルフ工場
意外にもここがベヒシュタイン の工場だと分かるフォトスポットが少ないが一つ見つけて記念に撮っていただいた。
ちょうどチェコの音楽大学がピアノを選定しに来るとのことで同じ型番のピアノが一斉に並ぶ。圧巻だ。
研修はグランドピアノの整音作業を中心に行われた。整音ブース内はSNS禁止なので窓からの景色をご覧いただきたい。ベヒシュタイン ピアノの澄んだ音色はこの風景から生まれるのかも知れない。

2020/03/18
oberkretscham gasthaus&pension
ベヒシュタイン が取ってくれたホテルは工場から車で15分くらいの隣町ロイスタースドルフにあった。1階は地元の方々に愛されるレストランで、2階3階にそれぞれ3部屋ほどの小さなホテルだが、部屋もベットも広く綺麗で素晴らしい。もちろん夜は1階レストランでドイツ料理とビールを楽しむ。

2020/03/02
世界の車窓から
ベヒシュタイン ザイフェナースドルフ工場から最寄り駅まで車で送ってもらい、ここからドレスデン駅までゆったりとした鉄道旅を1時間半ほど楽しむ。驚く事にドイツには改札口というものが無い。勝手に駅構内に入り列車に乗り込んで座っているとそのうち車内改札があるのだ。これでは無賃乗車を心配するがいないらしい。捕まるとその罰則金が非常に高額だからだ。

2020/03/02
ドレスデン
ドレスデン駅から歩いてホテルに向かった。スマホの地図を見ながら30分近くかかってようやくたどり着いたホテルは、まるで学校か病院のような飾り気のない四角いビルで、いかにも旧東ドイツ時代ただよう建物だ。チェックインを済ませエレベーターに乗って驚いた。ドイツには0階があるのだ。私の315室は日本では4階という事になる。荷物をまとめて旧市街に向かう途中それは見事な桜並木に興奮する。やはり私は日本人なのだ。

1 2 3 4 >

- Topics Board -