ピアノコンサルのご案内

一般の方はピアノを見ても、本当の意味での良し悪しを見分けるのは難しいと思います。ネットからはピアノメーカーのサイトや個人のブログを含め、ピアノに関する膨大な情報を得ることができます。
たとえば、ピアノの選び方に始まり、ピアノの設置場所、ピアノのお手入れ方法から、ピアノの調律やピアノの整調、整音といった専門的な分野にまで及び、はたまた「値引き交渉の仕方」などというハウツー・ページまでも見受けます。

メーカーのピアノ情報ですと「我田引水」的な匂いが漂い、客観的な情報を得るという観点から見ると少々問題があるようです。くだんのネットの情報については、プロのピアノ調律師として言わせていただければ、首をかしげたくなるような事実に反する内容やまったく科学的根拠に乏しい、独善的な内容を発信しているサイトも少なくありません。
人がものを書く――情報を発信する――わけですから、多かれ少なかれその方の過去の経験に基づく『主観』が混在するのは当然です。ですから、『事実』とその情報発信者の『意見』とを見分ける知識や判断力が必要となります。

こうしてやっとたどり着いた有益な情報に対しても、あなたの最終判断が求められます。しかし、ピアノ選びを失敗しないために、よりよいピアノを手にするために、いったい何を基準に、どのような知識を根拠に、それを判断することになるのでしょうか?

プロフェッショナルな眼による確実なピアノ選び

ピアノ選びをするとき、ピアノ教室の先生方の多くは、音色と弾き心地を主眼点とします。一般の方は極端な場合、外観の美しさが主眼点となります。つまりピアノ内部の複雑極まりない機構と機能は、目に見えないものなのでほとんど無視されることが多いのです。

ピアノの内部構造

しかし、ピアノの本当の価値は、その内部機構によって生み出される『音色の美しさ』にあります。秀逸な技能を持つピアノ調律師は、音色や弾き心地はもちろんのこと、周到にピアノの内部を観察し、良し悪しを判断するプロフェッショナルな眼を持っているものです。

たとえば中古ピアノの場合、前のユーザーのピアノが置かれた部屋の湿度が高かったか、低かったか、使用の頻度はどの程度であったか。このようなことは一般の方はもちろん、ピアノ教室の先生方でも判断のつかない、調律師ならではの職能でしょう。
このほかにも高度な専門性を要求される知識や技能は、数え切れないほどあります。なぜならピアノを構成する部品は、ひとつの鍵盤ごとに数十個有り、全体では8千個もの部品から出来ているからです。

ピアノの調律、整調、整音、修理といったピアノ調律師本来の仕事に加えて、数年前から、ピアノの選定やピアノ修理に関する『セカンドオピニオン』に始まり、ピアノのもろもろの相談――ピアノ購入の時から買い替えや処分に至るまで、引越し時の移動やピアノ講師の紹介、近年増えている防音対策など――「ピアノコンサル」の仕事が増えてきました。お客さまのまわりに溢れる情報に対して、正確に、親切に、公正な立場で指導できるだけの知識と経験が今、ピアノ調律師に求められていると痛切に感じています。

ピアノ調律師も国家資格となり、一級ピアノ調律技能士という資格が明示されるようになったことはよいことでしょう。
ピアノに関するご相談は、セカンドオピニオンでも、ピアノコンサルでも、お気軽にご相談ください。

最近では、お客さまから「小林さんが、ピアノを選んで、調律して納品してよ」とのご要望も増え、また喜んで頂いているお客さまの笑顔に接するにつれて、「本当に良いピアノを安心価格で購入していただきたい」という思いが強くなり、受注販売にも力を入れ始めました。
調律師がピアノを選び、選んだピアノを自ら調律し、納品する、そしてずっとそのピアノのメンテを続けさせて頂きます。この調律師による総合プロデュースをお客様にご提案させていただいています(おまかせ購入をご覧下さい)。

お客様がお探しのピアノを、調律師としてのプロフェッショナルな眼で見て、状態の良いものをお探しし、入荷したピアノは責任を持って調整を施した後に、お客さまにお届けいたします。
中古ピアノの購入の場合、重要なことは状態のよいピアノを探すことですが、それ以上に欠かすことのできない要因は、卓越した技術で、誠心誠意「調律をやり抜く」という姿勢だと思います。

お問合わせ先

Y.K PIANO FACTORY

小林泰浩

住所: 〒336-0963
さいたま市緑区大門1679

TEL: 048-705-0440

FAX: 048-705-0442

営業時間 10:00~18:00
定休日 年中無休 (夏期休暇、年末年始休暇有り)

出張ピアノ調律で不在の場合がありますのでご来店の際は事前にメール又はお電話でご確認ください。

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