ピアノの音はどのようなしくみで出るの?

繊細で悲しげな音、心弾む力強い音、小さな音から大きな音までさまざまな音色の変化を表現するピアノ。楽器の中で最も音域の広いピアノの音はどのようなしくみで出るのでしょうか?

ピアノには鋼鉄製のピアノ線とよばれる針金に似た弦が、220から230本張られています。これらの弦はそれぞれ長さや太さが異なり、その違いで音の高低が変わります。

私たちがピアノの鍵盤をたたくと、鍵盤につながったハンマーが下から弦を打ちます。このときはまだあまり大きな音ではありません。ピアノの弦の振動が、木製の「響板」に伝わり、響板が空気を振動させることで豊かな音色に変わります。

響板は低音を増幅して、高音は遮断する機能があります。これは木の特性に負うところが多く、人が心地よく感じられる高さの音を響かせるのです。そのため響板には、特にスプルースに代表されるエゾマツ材が好まれます。

これがピアノの音の出るしくみです。グランドピアノも、縦形のアップライトピアノも同じ。ただ弦が横に張ってあるか、それとも縦に張ってあるかの違いだけです。

ピアノは主に木材で作られていますが、他にも金属やフェルト、合成樹脂、塗料なども用いられます。1台のピアノは、グランドピアノで約10,000、アップライトピアノで約8,000もの部品から構成されます。木材部やフェルトで作られている部品は、温度や湿度の変化により、音程や音色に影響が出やすいので、日ごろのお手入れや設置場所には十分な配慮が必要です。

      

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